ビジネス用手袋の選び方とは?スーツに合う手袋の特徴を解説
寒い時期に重宝する手袋は、様々な素材やデザインから選べますが、ビジネスシーンで手袋を使う場合、その場にふさわしいものを選ぶ必要があります。本記事では、ビジネスシーンで使う手袋について選び方のポイントを解説します。
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ビジネスシーンで使う手袋は選び方が重要
ビジネスの場では、相手に良い印象を持ってもらうことが商談成功のカギとなります。初対面の人は、相手が信頼できるかどうかを身なりや持ち物から判断しようとすることが多いため、小物ひとつでも気を抜くことはできません。特に手先に付ける手袋は目に入りやすいため、ビジネスシーンにふさわしいものを選ぶことが大切なのです。
ビジネス用手袋の選び方
ビジネスの場で使う手袋を選ぶ際のポイントは以下の6つです。
素材
手袋の主な素材には「革(レザー)」と「ニット」が挙げられます。ニットはカジュアルな印象が強いため、ビジネスシーンでは革のものを選ぶことをおすすめします。
革素材にも様々な種類がありますが、ビジネスシーンにおすすめなのは以下の5つです。
- ペッカリー革:通気性・吸湿性に優れ、柔らかく手触りが良い
- 子羊革(ラムスキン):生後1年未満の子羊の革でキメが細かくしっとりした手触り
- 鹿革(ディアスキン):メス鹿の革で繊維が細かくなめらかな質感を持つ
- 山羊革(ゴートスキン):表面に美しいシボ(立体的なシワ模様)があり、摩擦に強い
- 子牛革(カーフスキン):キメが細かくなめらかな質感を持つ
革素材でも、毛皮を残したシープスキンや、厚みのあるステアハイド(生後2年以上のオス牛の革)はカジュアルな印象が強くなりがちなため、おすすめできません。
縫い目
手袋の印象を大きく左右する要素のひとつが縫い目です。ステッチが露出している「アウトシーム」は武骨でカジュアルなイメージを持たれやすいため、ビジネスシーンでは避けた方が良いでしょう。一方、内側で縫い合わせられ、縫い目が見えない「インシーム」はすっきりとしていて上品な印象なのでおすすめです。
色
ビジネスシーンでは、明る過ぎる色や派手な色はマナーに反する場合があります。黒、グレー、ブラウン、ネイビーなどの落ち着いたダークカラーのものを選びましょう。この時、靴やカバン、ベルトの色と合わせるとオシャレで洗練された印象をつくることができます。
サイズ
手袋を選ぶ際は、サイズが合っているか確認することも大切です。以下の手順で「手長」と「手囲い」のサイズを測り、自分の手にフィットする手袋を選びましょう。
手長の測り方
- 手のひらを自分に向けて指先を軽く開く
- 中指の先から手首のシワまでの距離を直線定規で測る
手囲いの測り方
- 柔らかく曲がるタイプのメジャーを用意する
- 手を真横に向けて指先を軽く開く
- 親指の付け根と人差し指の付け根の真ん中から、小指の付け根と手首を結んだ線の手首から3分の1の距離を結ぶ点を通るように、メジャーを手首に一周させた距離を測る
手長のサイズ表
SS | 15〜16cm |
S | 16〜17cm |
M | 17〜18cm |
L | 18〜19cm |
LL | 19〜20cm |
手囲いのサイズ表
SS | 18〜19cm |
S | 19〜20cm |
M | 20〜21cm |
L | 21〜22cm |
LL | 22〜23cm |
手長がM、手囲いがLというように、サイズが異なる場合は大きい方を選びましょう。ただし、革素材は使用するうちに伸びるため、少しキツイと感じるサイズを選ぶことをおすすめします。
保温性
保温性も手袋を選ぶ上でチェックするべき重要なポイントです。裏地が付いているものは、防寒性だけではなく着け心地も向上するのでおすすめです。また、手首部分にリブ加工が施されたものは冷気が入り込みにくくなります。
機能性
ビジネスシーンでは会社と連絡をとったりスケジュールを確認したりと、スマートフォンを使う場面が多くあります。操作する度に手袋を着け外しするのは手間がかかる上、相手を待たせてしまうこともあるため注意が必要です。スマホを使う機会が多い人は、タッチパネルに対応しているものを選ぶと良いでしょう。
また、パソコンを操作するケースが多い場合は指先が開けられるタイプを選ぶなど、機能性にも注目してみましょう。
ビジネスシーンに合った手袋を選ぼう
ビジネスの場で手袋を使う場合は、上品でスタイリッシュな雰囲気を持つレザー手袋がおすすめです。素材や縫い目、色、機能性なども考慮して、使用シーンに最適なものを選びましょう。