スマホ対応手袋が反応しない原因とは?反応を元に戻す対処法を紹介
手袋は寒い冬の必需品です。近年では、着けたままでもスマホの操作ができるスマホ対応手袋が多くありますが、使う間に反応が鈍くなったり、全く反応しなくなったりするケースがありますよね。そこで本記事では、スマホ対応手袋が反応しなくなる原因と、元の反応に戻す対処法を解説します。
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スマホ対応手袋の仕組み
そもそもなぜ手袋を着けたままスマホ操作が可能なのか、仕組みについて解説します。スマホのタッチパネルの中には電極が配置されており、表面は静電気の層で覆われています。画面を指で触れると静電気が流れて触れている位置を読み取り、操作ができるという仕組みです。
そのため、通常の手袋を着けたままでは、電気が流れないので操作ができません。スマホ対応手袋は指先に電気を通しやすい「導電糸」という素材が使われているので、手袋をしたままでもスマホの操作が可能なのです。
スマホ対応手袋でも反応しない原因
スマホ対応手袋を着けていてもスマホが反応しない原因は、以下の3つが考えられます。
- 導電糸の劣化
- 指先部分が汚れ・濡れている
- サイズが合っていない
導電糸の劣化
最初はきちんと反応していたのに、だんだんと反応が悪くなったのであれば、導電糸が劣化している可能性が考えられるでしょう。導電糸が劣化する原因には、経年の他に間違った洗濯方法が挙げられます。スマホ対応手袋の洗濯は「中性洗剤を使用しての手洗い」が基本です。漂白剤や柔軟剤、乾燥機を使用すると劣化が早まるため、注意してください。
指先部分が汚れ・濡れている
スマホ対応手袋の指先部分が汚れていたり濡れていたりすると、電気が流れにくくなり反応が鈍くなることがあります。雨や雪の日は指先が濡れやすいので、反応が悪いと感じたら指先部分をチェックしてみましょう。
サイズが合っていない
手袋を購入した直後から反応が悪い場合は、手袋のサイズが合っていない可能性があります。手よりも大きいサイズの手袋の場合、指と導電糸を密着させられないため、反応しません。また、手よりも小さいものは、導電糸が伸びきって反応が鈍くなるケースがあります。スマホ対応手袋を購入する際は、試着してサイズが合っているか確認しましょう。
スマホ対応手袋が反応しない時の対処法
スマホ対応手袋の反応が鈍くなった時の対処法3つをご紹介します。
- 導電糸を縫い付ける
- 反応度を上げる液を塗る
- スマホ操作用の指サックを付ける
導電糸を縫い付ける
経年によって導電糸が劣化した場合、新しい導電糸を縫い付けることで反応を復活させることができます。この方法は自身で手袋の好きな場所を通電しやすくできるので、手袋の導電糸が付いている位置と、指先の触れる位置がズレていて使いづらさを感じている人にもおすすめです。
反応度を上げる液を塗る
手軽に反応を戻したいのであれば、スマホの反応度を上げる液を塗る方法がおすすめです。指先に数滴垂らすだけで電気を通りやすくできるため、導電糸が使われていない手袋もスマホ対応手袋にすることができます。ただし、一部の素材に対しては使用できないため、事前に確認しましょう。
スマホ操作用の指サックを付ける
スマホ用の指サックを手袋の上から付けるのも、簡単に反応度を上げる方法のひとつです。スマホ用指サックは素手につけて使うこともでき、指先の乾燥や汗による誤タップを防ぎます。また、画面に汗や指紋が付きにくくなるメリットもあります。
スマホ対応手袋が反応しない時は対処法を試してみて
スマホ対応手袋が反応しない主な原因は以下の3つです。
- 導電糸の劣化
- 指先部分が汚れ・濡れている
- サイズが合っていない
導電糸が劣化している場合は、新たに導電糸を縫い付けたり、反応速度を上げる液を塗ったりすることで反応を復活させられます。また、素手の状態でも乾燥や汗でタップしにくいという場合はスマホ用指サックの使用がおすすめです。スマホ対応手袋の反応が鈍くなったと感じたら、まずは原因を特定して最適な方法で対処しましょう。